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大切な仲間と叶えた夢「自分の居場所から、みんなの居場所へ」

中学生まで、のほほんと生きてきた私にとって、高校生活は激動の3年間だった。
なにかに全力になることも、誰かと本気でぶつかることも初めてだった。
そんな生活を送ることができたのは、そこで出会った音楽と仲間のおかげだ。

0からのスタート

小さい頃から音楽が好きで、バンドを組むことに憧れていた。
高校に入学して、軽音楽部に入ろうと思っていた時、学校の先生からこんな話が出た。

「本気で音楽をやりたい生徒で新しい同好会を作ろう」

当時、学校にあった軽音楽部は学内のみの活動。
新しい同好会は、学外で演奏するために活動するというものだった。
普段は優柔不断な私が、即決で参加することを決めた。

メンバーは全員で13人集まった。そのうちの12人が1年生。
部室も楽器もない0からのスタートだった。

軽音楽部は複数のバンドに分かれるのが一般的だけど、
私たちは部員全員で1つのバンドとして活動を始めた。

私はボーカルを志望した。最初は腹式呼吸とドレミの練習を延々としてた。

歌の練習ができたのは1か月くらい先のこと。

なぜなら先生が頭を抱えるくらいの音痴だったから笑

朝は一番に来て、授業終わりもすっとんで部活をする毎日。
この地道な練習のおかげで、音痴を克服しただけでなく、どんなことも根気よく続けることができる、そんな強さを手に入れたと思う。

仲間と夢を叶える喜び

夏休み前に、私たちの集まりは同好会として認められた。

学外で演奏する機会ももらえるようになった。
いろんなステージを経験するなかで、みんなの夢もできた。

大阪城の野外音楽堂で演奏する

プロのアーティストも演奏していて、3000人規模を収容できる大きなステージ
ここでは毎年、高校生の野外ロックフェスが開催されている。
ステージに立てるのは、予選を勝ち抜いたバンドだけ。

夢に向けてより一層、練習を重ねた。レパートリーも50曲近くまで増えて、オリジナル曲もつくった。

大きな失敗やスランプもあった。
そのたびに泣いたけど、それでも音を出すことはやめなかった。

3年生になって、私たちは夢を叶えた。

同好会創立から一緒に走り続けた3年生全員で、
憧れのステージに立つことができた。

演奏したのは、Goosehouseの「sing」。

1年生の頃から歌い続けてきた大切な曲だった。

みんなと夢をかなえることができた達成感。
卒業してもこのメンバーで音楽を続けたい。

ここが自分の居場所だと思った。

みんなの居場所であるために

卒業後も、私たちは音楽を続けた。時々高校でお世話になったイベントにも出演していた。

私は大学に入っても、バンドが最優先だった。
でも全員はそうではなかった。
時間が経つにつれて集まる人数は減り、最後には集まることもなくなった。

やるべきことややりたいことは変わっていく。

「自分の居場所はこうだ」という考えに縛られて、そこに気づくことができなかった。

高校生までは、いつもみんながいて、いつでも音を出すことができた。

卒業後の私は、そんな環境に受け身な高校生のままの私だった。

音楽をしたい思いはみんな一緒だった。

でも当時の私は、みんなを窮屈にしてたんだと思う。

演奏する機会を自分でつくろう!

私は人生で初めて自分でイベント出演の交渉をした。

忙しい合間をぬって、7人が集まってくれた。
みんなの「音楽したい」という思いが、実現した瞬間だった。

みんなの居場所であるためには、みんなのことを考えることはもちろん、自分の思いで行動しなくちゃいけないと実感した。

春からは、ほぼ全員が社会人になる。住む場所もばらばらになるけれど、
これからも最高の仲間と集まる機会、みんながここにいたいと思える場所を作っていきたい。

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