仲間の存在感が自分を変えた、今度は自分が存在感のある人間に。
小学生の頃から大学生まで野球を続けたことで、本当に多くのことを経験してきました。
1年間、野球ができないぐらいの怪我をした事、優勝したのにミスの連発で悔し涙を流していた事、
監督の立場でありながらも多くの失敗をした事など、良かった事よりも悪かった事が頭に浮かびます。
ベンチにさえ入れれば良いと考えていた
野球人生の中で、最も心に残っているのは、高校2年生の時。
夏の大会を終え、いよいよ自分達の代を迎えるのですが、
試合での結果も出せず、思うようにいかなかった私は、放心状態に陥ってました。
「結果が出ないから試合には出たくない。でも、ベンチにだけは入りたい」
という気持ちで日々を過ごしていたことを今でも覚えています。
そのために
「レギュラーを目指すのではなく、3塁コーチとしてベンチに入れれば良い」
と思い、監督にアピールせず、試合に出る準備もせず、
試合が始まったら3塁コーチという場所に逃げていました。
「ベンチに入ることさえできれば、自分も、親も、自分を応援してくれる人も不満はない」
そんなことを考えていました。
チームも秋の関東大会に出場することができ、僕は2桁の背番号を背負ってベンチに入ることができました。
その大会では中学時代のチームメイトとの出会いがあり、同じ2桁の背番号を背負っているのを目にした時、
「同じ2桁。良かった~」
と心のどこかで安心していました。
しかし、彼らは大きく成長していました。
背番号関係なく、レギュラーとして試合で活躍し、
関東大会を勝ち進み優勝、神宮大会出場を果たすところを見た時、物凄い悔しくて歯がゆくなり、
「ベンチさえ入ればいい」
という考えが恥ずかしくなりました。
力の差はほとんど変わらなかった彼らが、いつの間にか雲泥の差があり、
自分は本当に何をしていたのだと自分自身に怒りを覚えました。
「なぜ試合に出ることから逃げているのか、このまま終わっていいのか」と自問自答しているうちに、
じっとしていられず、関東大会を終えた次の日から、空いた時間のほとんどを自主練習に充てました。
絶対俺らより練習している。負けてられるか!
野球部の冬の練習は本当に厳しかったです。
2時間以上の走り込み、1日約1000スイングなどで体は毎日ボロボロになり、
次の日を迎えるのが本当に恐ろしかったです。
しかし、それに逃げなかったのは
“チームメイトがいて、そして関東大会を優勝した元チームメイトの存在があったから”です。
「辛い、苦しい」
と思うのは自分だけじゃない。
むしろ私たち以上に、彼らは練習していると思っていました。
それを思うと辛い練習に耐えられましたし、練習を終えても今度は自習練習しなければ
彼らに追いつけないという不安がありました。彼らの存在がいつも私を鼓舞してくれていたのです。
元気を与えられる存在に
強いチームの条件として、存在感のある人が何人もいます。
そういう人がいると、「負けられないぞ」という強い気持ちを持つ人が増えていき、切磋琢磨する環境になります。
時には、やる気が出ない人や落ち込んでる人に、元気も与えます。
まだまだ僕は存在感がなく、そのレベルに達成するには果てしない道のりだと思いますが、
数年後には
「池田孫武がこんなに頑張っているに、なぜ俺は落ち込んでいるのだろう。あいつには負けないぞ!」
と思われる存在感で、元気を与えられる人になることが今の自分の目標です。
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